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緒方直青 展

神の子は踊るよ

2022年11月23日(水・祝) 〜 27日(日)

11:00−19:00 最終日は16:00まで

 時が移ろっても古びそうにない言葉を紡ぐある物書きの言葉に「神の子はみな踊る」と言うのがあって、ずっと心に巣くっている。

 子供の頃から踊りや踊るような身振り手振りに畏敬に近い眼差しをむける自分に気づいてはいた。

 この夏、思うようになってくれない絵が、消しては描き描いては消していたらいつか湿り気のある草原になっていた。描き初めの光景とあまりに違うので呆れて眺めていると、奇妙なもの達が踊り出した。戸惑いながら描き止めている時ふと感じた。踊るのは神と真っ直ぐ繋がるものなのかも知れないと。

 私の神は宇宙の揺らぎ、ひずみ、破れ目、多分ムーブメントとかエネルギーのようなもの、この世の私たち全てのゆりかご、縁の運び屋。

 神から遠くはぐれてしまって、自分のものではないものをいつまでも欲しがる寂しい迷子にならないように、100才のおばあさんになっても時々密かに踊っていよう。(緒方直青)

Nao Ogata Exhibition

緒方直青 展 「風の通り道。」

2019年4月25日(木曜日)〜5月12日(日曜日)

OPEN 12:00〜18:30(最終日は17:00迄)

※4月25、26日、5月8、12日の4日間、15:00より作家在廊。

※4月25日17時〜19時 ささやかなパーティを行います。

愛知県立芸術大学でデザインを学び、卒業後は絵本作家として活動・活躍の後、本格的に絵画の道に進んできました。好奇心旺盛、遊び心を持ちながらも鋭い観察力で動物や植物を描きます。生命あるものを愛おしむ心が作品にあふれ、物語を紡ぐように描き進み、観る者の想像力を掻き立て空想の世界へと誘います。

東京では15 年ぶり、当ギャラリーでは初めての個展になります。

平成の最後と新しい時代をつなぐ緒方直青の世界を、どうぞご高覧ください。

作家インタビュー

緒方直青 略歴
三重県津市生まれ。
愛知県立芸術大学デザイン科卒業。
児童書の挿絵等を手掛けながらグループ展・個展でタブローも発表。
現在は個展を中心に作品発表している。

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