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Gallery Collection 2018

ぎゃらりいたねからでは12月12日(水)から12月26日(水)まで、収蔵品を中心に展示した「Gallery Collection2018」を開催しました。この企画展は、改めて地元千駄ヶ谷の皆さんにぎゃらりいたねからをより深く知っていただく意味を込めて、ギャラリーオーナーがこれまで深く共感した作品を中心に展示しました。


明治から昭和といった近代に活躍された作家さんたちを中心に、現在も第一人者として活躍されている方々の作品も交え、バラエティ豊かな楽しい展示となりました。展示した作家さんを簡単にご紹介しましょう。


青山義雄先生は、あのアンリ・マティスに認められた洋画家として有名です。1921年に27才でパリに渡り、102才でなくなるまで独特の鮮やかな色彩感でたくさんのフランスの風景を描いた作品を残しました。今回は南仏を描いた作品を展示しました。



ぎゃらりいたねからのオープニング企画展にも出品いただき、お世話になった緒方直青先生。今回の作品も生命あるものを愛おしむ心があふれ、物語を紡ぐように描かれた、観る者の想像力を掻き立てる空想の世界が広がります。







生地福岡県にある嘉麻市立織田廣喜美術館は、いつか訪れたいと思っている場所のひとつです。よく魅力的な女性が登場する織田廣喜先生の絵は、どこか心が落ち着くようなあたたか味があり、今回の告知ビジュアルにさせていただきました。




具象彫刻の第一人者といわれた桑原巨守先生の作品は、首都圏や群馬県など日本各地の街や公園で出会うことができます。長年、女子の美術教育にも携わって来られました。彫刻にも通じる、のびのび、はつらつとした裸婦デッサンをご覧いただきました。






高專寺赫先生は、平面に絵の具でぶ厚く色づけする手法で描き出した立体作品を展示しました。高專寺先生の作品は理解するより、感じることを大切にして、心ゆくまで抽象世界の旅を楽しむことが大切だと思います。







彫刻や素描で知られた島田勝吾先生の作品は、イメージのわくままに、叩きつけられたように激しい鉛筆の線が踊り、人のカタチをしているように見えます。そこには生命力あふれる、さまざまな表情が映し出されています。







田村孝之介先生は小出楢重に師事し、二紀会創立にも参画された洋画家です。たびたびヨーロッパに渡り、鮮烈な色彩感で描かれた風景画をたくさん残されていますが、今回は田村先生の作品では珍しいフランス人形を描いた作品をご覧いただきました。




辻親造先生は長らく名古屋市を拠点に活躍された洋画家です。名古屋造形大学で美術教育にも熱心に取り組まれた傍ら、自主的かつ独自な在野美術家の集団である行動美術協会にも属し、創作活動にも大きな成果を残されました。




西村千太郎先生も名古屋市を拠点に、自宅に研究所を設けて後進の指導にも熱心だった方です。風景や人物、ピエロなど、様々なモチーフを描かれていますが、今回ご覧いただいたのは3人の裸婦像です。






松樹路人先生は北海道出身の方で、独特のストーリー性のある不思議な世界を描かれることで有名です。今回は「芙蓉」と題した美人画をご覧いただきました。優雅な表情の女性と芙蓉の花の背景からかもし出される、落ち着いた気品に吸いこまれそうになります。




三宅輝夫先生は国内のみならず、英国やヨーロッパでも高い評価を受けた方です。今回はパリのセーヌ川のシテ島の隣にあるサン・ルイ島を描いた作品をご覧いただきました。








吉村壽夫先生は三重県を中心に活躍されている現代彫刻の第一人者です。近年は波動や集積、融合などとタイトルされた連作を発表されています。金属でしか表現できない独特のしなやかさと強さが感じられます。







来月の1月中旬からは企画展「第1回 自然と抽象展“表現者の集い”」の開催もひかえています。今後とも、ぎゃらりいたねからの歩みにご注目いただければ幸いです。

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